2026年3月2日【ブーメランカレッジ活動報告】思い出のない地域には帰ってこない?若者と地域をつなぐ「3つの価値観」と私たちの挑戦

こんにちは!ブーメランカレッジ代表の井上です。
私たちは、愛媛県松野町をはじめとする地元を離れ、全国各地の大学に進学したメンバー(約10名)で構成される団体です。
「大学はないけど、大学生は全国にいる」という現状をポジティブに捉え、地元を離れた大学生が在学中から当たり前のように地元で活躍する社会を目指して活動しています。
先日、松野町で開催された松野町社会福祉協議会主催の「令和7年度福祉活動計画推進会」にて、私たちの活動や地域への思いをお話しする機会をいただきましたので、ブログでもシェアしたいと思います。
松野町が抱える課題と私たちの危機感
松野町には高校や大学などの高等教育機関がありません。そのため、多くの若者は18歳の進学を機に町を離れ、そのまま都市部へ就職していくという構造的な流れがあります。
また、中高生時代は部活や受験勉強で忙しく、地元の面白い人や魅力的なコトに触れる時間がなかなか取れません。その一方で、修学旅行などで訪れる都会には強い憧れを持ちやすくなります。
外の世界を知ることは素晴らしいことですが、私たちは一つの強い危機感を持っています。それは、「中高生時代に地元で楽しい思い出を作れなかった地域には、若者は帰ってこないのではないか」ということです。
未来を変えるための「3つの価値観」
若者が将来、「地元に帰りたい」「地域に関わり続けたい」と思えるような「両思い」の仕組みを作るために、ブーメランカレッジでは以下の3つの価値観を大切にしています。
1. 掛け替えのない「思い出」づくり 中学生や高校生のうちに、地元で質の高い、一生の記憶に残るような楽しい思い出をたくさん作ること。
2. 空白の4年間を埋める「関わり」の継続 18歳で地元を離れてからの大学4年間。この期間に地域との関わりが途絶えてしまうと、地元の現状や働き方が分からなくなってしまいます。だからこそ、県外にいても継続して地域と関わる仕組みが重要です。
3. 若者に明確な「役割」を与える これが一番大切かもしれません。地元にいる中高生にも、県外に出た大学生にも、地域の中での「役割」を持ってもらうこと。役割があるからこそ、地域の一員としての自覚が芽生えます。
具体的に何をしているの?
現在、私たちはこの3つの価値観を形にするため、主に2つのプロジェクトを進めています。
- ふるさとゼミ クラウドファンディングで270万円のご支援をいただき実現したプロジェクトです。全国にいる大学生メンバーが「先生役」となり、地元の中高生に向けて「サードプレイス(第3の居場所)」となるゼミを開講しました。中高生には地元の思い出を、大学生には地域と関わる役割を提供する仕組みです。
- 森の国みんなの食堂 松野町社会福祉協議会様と共催で、月1回、町役場のスペースをお借りして開催している地域食堂です。これまでに累計4回開催し、240食を提供させていただきました。次回(3月28日予定)は、地元の中学生にも運営に参加してもらう予定です。県外から帰省した大学生と地元の中学生が一緒に活動する、最高の多世代交流の場になりつつあります。
「役割」があれば、若者は必ず帰ってくる!
実は、Uターンを希望する大学生の理由の第2位は「愛媛が好きだから」なんです。そして面白いことに、ずっと地元にいる学生よりも、一度県外に出た学生の方が、この理由を挙げる割合が高いというデータもあります。
若者は、一度外に出て初めて地元の魅力に気づくのです。
大学生は春休みや夏休みなど、長期の休みがあります。交通費はかかってしまいますが、地域で明確な「役割」を与えて声をかけていただければ、喜んで地元に帰ってきて、汗を流して活動します。実際、私たちの周りにはモチベーション高く関わってくれる仲間がたくさんいます。
松野町には中学生から大人まで、地域を面白くしようとする熱い思いを持った方がたくさんいます。私たちブーメランカレッジも、若者ならではの視点とパワーで、これからも故郷の未来づくりに全力でコミットしていきます!
引き続き、応援よろしくお願いいたします!
--------------------------------------------------------------------------------
ブーメランカレッジ 代表 井上 弘一朗

